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防災夫婦( BousaiLove)です。
日本は梅雨から始まり、台風やゲリラ豪雨など、
6月〜9月頃まで、雷雨に悩まされます。
今回は、雷(カミナリ)が鳴りだしたら、
どう対処すれば良いのかをご紹介します。
この記事で適切な対処法を身につけた方は、
周りの人や小さなお子様にも教えてあげましょう。
近くに避難場所が無いときは『雷しゃがみ』
雷しゃがみという言葉を初めて聞いた人もいると思います。
雷が鳴り始めたとき、近くに建物や乗り物など避難する場所がないときは落雷から身を守るための『雷しゃがみ』という姿勢が有効です。
英語では「lightning crouch」と表記され、日本語では「雷しゃがみ」や「雷座り」と訳されています。
両足のかかとを付けた状態でつま先で立って、しゃがむ姿勢です。
- 両足のかかとを浮かしてつま先で立つ
- 両足のかかとをつける
- そのまましゃがむ
- 両耳を手でふさぐ
しゃがむ理由
雷は高いところに落ちやすいため姿勢を低くします。
つま先で立つ理由
地面から伝わる雷の電気を最低限にするため
かかとをくっつける理由
片方の足から雷の電気が身体へ伝わっても、もう片方の足から地面へ電気を逃がし、上半身に電気が伝わらないようにするため
両手で両耳をふさぐ理由
落鳴のゴロゴロー!という音から耳を守るためです。
屋内にいると感じにくいかもしれませんが、屋外での大きな雷鳴は相当なボリュームです。
耳が「キーン」となって聞こえにくくなると、災害時に大切なアナウンスが聞こえなくなってしまいます。
耳もきちんと守りましょう。
雷対策のよくある間違い
金属系のアクセサリーを外せば大丈夫
人間の身体は雷が落ちやすいとされています。
つまり、身長180cmであれば180cmの金属棒が立っているのとほぼ同じという訳です。
そのため、身に着けている腕時計やネックレス、指輪、ベルトなどの金属類を外したとしても、落雷のリスクを回避する効果はありません。
ゴム製品を身にまとってるから安全
電気を通しにくいとされているゴムで作られた長靴やレインコートを着ていれば雷も大丈夫というのは誤解です。
ゴム製のものを身につけていても、落雷の確率は変わりません。
また、雷は非常に高電圧なため、通常は電気を通しにくいゴム製品であっても電気を通してしまいます。
自転車やバイクでさっと移動すれば大丈夫
自転車やオートバイは、動く避雷針と同じです。
すぐに降りて安全な場所に避難して下さい。
「ピカッ」と光ってから、「ゴロゴロ」と鳴るまでの間隔が長いからもう大丈夫
雷鳴の音が聞こえる=その場にいつ落雷してもおかしくない状態です。
話したくなる『雑学』
雷が鳴ったらヘソを隠す由来
諸説あるようです。
腹冷え防止説
夏に雷が鳴るときには夕立が降ったりして急に気温が下がる場合があり、お腹が冷えないようにヘソを隠すように服を着なさい、といういましめからきている説があります。
落雷防止の姿勢説
人に雷が落ちることを防ぐために姿勢を低くすることから、腹部を隠すような姿勢をとりなさい、という説もあるようです。
まとめ
今回は、雷(カミナリ)が鳴りだしたら、
どう対処すれば良いのかご紹介しました。
この記事を読んで頂いた方は試しに、『雷が鳴り出したらどこに避難する?避難場所が無かったらどうする?』という質問を周りやお子さんにしてみて下さいね。
防災夫婦
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
防災ママ