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火によって引き起こされる災害のことを「火災」といいます。
そもそも、なぜモノは燃えるのでしょうか?
今回は、燃焼の原理を理解しましょう。
燃焼の4要素
モノが燃えるには、次の4つの要素が必要です。
燃焼の4要素
- 可燃物
- 酸素供給体
- 点火源(熱源)
- 燃焼の継続
可燃物
読んで字のごとく「燃える物質」です。
例えば、木材や紙、油やアルコールなどです。
酸素供給体
酸素を含み、供給する物質です。
例えば、空気中の酸素やセルロイドなどの物質中の酸素などです。
点火源(熱源)
火気や火花、静電気などの熱源(点火エネルギー)のことです。
例えば、火気、火花、静電気、摩擦熱などです。
燃焼の継続
燃焼が継続していくためには連続した酸化反応が必要です。
酸化の連鎖反応のことを燃焼の継続といいます。
さいごに
今回は「燃焼の4要素」をご紹介しました。
ポイント
- 「点火源」がなければ、そもそも燃えることはありません。
- 「点火源」と「可燃物」があっても「酸素」がなければ燃えません。
このように、燃焼の4要素のいずれかを取り除けば火を消すことができるのです。
次回は、「燃焼の4要素」を取り除く「消火の4要素」のご紹介をします。
これらの知識を身につけることで、火災時の適切な判断や消火器の選定にも役に立ちます。
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